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コラム

振袖は購入とレンタルどっちがいいの? 茨城県の呉服店に勤めるスタッフが体験をもとに解説

2024.06.01

成人式を迎える皆様にとって、振袖は一生の思い出に残る特別な衣装です。

購入するのと、レンタルするの、どちらがいいのか迷われている方も多いのではないでしょうか。

 

そこで予算、お手入れ、保管、などよく聞くお悩みを、2024年と2025年に成人式を迎える娘を持つ、和(やわらぎ)スタッフの私の体験談を交えながらお答えしていきます。

 

 

振袖購入/レンタルに関するよく聞くお悩み

①成人式後、振袖を何回着るかな?

②購入とレンタル、予算の違いは?

③お手入れなどのメンテナンス、保管方法は?

 

① 成人式振袖を着る機会

購入とレンタルを考えるとき、よく聞かれるのが、『振袖を購入しても着る機会がない』と言うお話です。では、成人式以外に振袖を着る機会何回あるでしょうか?

 

ここでは、私の娘達を当てはめた例を紹介します。娘二人は現在大学生です。まず成人式の数年後の、大学の卒業式の袴に、姉妹どちらかの結婚式に、自分の結納に、と3回は考えられます。成人式を合わせると、一人4回の着用機会になります。また、姉妹二人が同じ振袖を着用するなら、一着の振袖で合計8回です。その他は、お正月や友人の結婚式などの機会もありますね。

 

振袖を着る機会が成人式以外は無い方は、やはりレンタルの方がおすすめです。ですが回数によって、その都度レンタルをするよりも購入する方がお得になることもあるので、先を見越して考えるといいでしょう。

 

② 振袖購入と振袖レンタルの予算

振袖の購入金額の平均金額は約30万~45万程度、レンタルの平均額は20万~30万です。振袖は高価なものですが、私の娘達のように、二人の成人式で、レンタルを2回すると、1着購入する費用とほぼ同じになってしまうこともあります。

 

そこで私の場合は予算のことも考え、娘二人が、同じ振袖で成人式を迎えるなら1着購入、別々の振袖を選ぶならレンタルすることを提案し、姉妹二人で話し合いの結果、1着購入することにしました。姉妹の体型や好みもありますので、一概に金額だけで決めることはできないと思いますが、姉妹がお二人以上いるご家庭は話し合ってみてもいいのではないでしょうか。

 

また成人式を迎えるまでに必要な予算としては、一般的に振袖や着付け小物はもちろんですが、前撮り写真や成人式当日の仕度代まで含めて考えた方がいいでしょう。終わってみたら大きく予算をオーバーしてしまった、なんて声を聞くことも少なくありません。

 

③ 振袖メンテナンスと保管

振袖にかかわらず、着物は着用後の染み抜きや虫干しといった、お手入れや保管が面倒と思っている方が多いのではないでしょうか?確かに、こういった方には、その手間の一切ないレンタルは手軽でおすすめです。

 

でも今はメンテナンスも保管も簡単な方法があります。私の場合、振袖を購入する際に、振袖と振袖長襦袢と袋帯の3点に撥水ガード加工かけました。加工代はかかりますが、初回のみでその後のメンテナンス代はかかりません。着用ごとに気軽にメンテナンスに出すことができます。また保管方法ですが、私は桐箪笥のような着物の保管に適しているようなものを持っていません。そんな私の保管方法は、『きものキーパー』を使用しています。

お手入れ後の着物をジッパーのついた袋に入れて保管することで、湿気や虫から守ってくれるので、そのままプラスチックケースに入れています。今はメンテナンスも保管もらくちんです。

 

私が振袖を購入して良かったこと

2024年の夏に長女の前撮りをしました。その際、約30数年前、当時私自身が成人式を迎えるときに、私の母が買ってくれた振袖を次女に着てもらいました。祖母を含め家族写真を撮りましたが、私が母と振袖を選びに行ったときのことを思い出し、長女と次女が振袖を着て並んでいる写真はとても感慨深いものになり、母もすごく喜んでくれました。

 

今回購入した娘達の振袖も数十年後、同じように思い出に残ってくれたら嬉しいなと思っています。

 

まとめ

いかがでしたか。振袖の購入かレンタルかを決めるポイントは、着用回数、予算、思い出、です。それぞれのご家庭で話し合って後悔のない判断をしてください。

 

茨城県にある和(やわらぎ)では、購入もレンタルも常時、数多くの振袖をご用意しており、すべての振袖が前撮り写真と、成人式当日のお支度を含めたもの価格になっております。お嬢様のお好みはもちろん、いろいろな考え方に合わせたものをご提案させていただきますので、お気軽のお問い合わせくだい。