成人式の振袖にショールは必要?ショールを楽しむポイントを解説
2024.08.07
振袖姿の顔回りに白いフワフワのショール、誰しも一度は目にしたことがありますよね⁈
実際、振袖を選んだ最後にショールをつけて差し上げると、お嬢様もご家族様も成人式のイメージが一気にするようです。でもその一方で、ショールって必要なの?と聞かれることもしばしばあります。今回は単体としては、あまり取り上げられることの少ないショールについてご紹介します。
防寒対策
成人式は、多くの地域で1月の寒い時期に行われます。成人式で久しぶりに会った友達と外で盛り上がっていると、あっという間に時間が経ってしまい寒さを感じることも・・
振袖は、胴回りは重ね着のようになっていますが、首回りを大きく空けて着るため、寒さを感じやすいです。そんな時、ショールを羽織ることで首筋や肩回りを温め、寒さから守
ることができます。特に毛皮やファー素材のショールは保温性にも優れているので、防寒対策に効果的です。
ファッションアイテム
ショールは振袖のコーディネートをより華やかにする、ファッションアイテムとしても重要な役割を果たします・
振袖の顔の周りに、真っ白なフワフワのショールは、とてもかわいらしく多くの人が身につける印象がありますよね。実際、私が行った2024年の成人式会場でもほとんどの新成人が身に着けたり、手に持っていました。
最近は、ショールの素材や色でお洒落度をアップしたコーディネートも人気があり、白は白でも毛足が長く高級感のあるフォックスのショールが人気です。少しボリュームを抑えた4連状になったフォックスショールは、肩にしなやかにフィットして、白以外のブラックやグレーがかったナチュラルカラーも注目です。またコストを抑えたい方はアクリル製のフェイクファーショールもおすすめです。近年注目の白やベージュの振袖に落ち着いたダスティピンクのフェイクファーショールを合わせるコーディネートは、やさしい女性らしさを魅力的に演出してくれます。
このようにショールまでこだわることで、さらに完成度の高いコーディネートが楽しめるでしょう。
ショールは必須アイテムではない
ここまで防寒対策やファッションアイテムとしての役割を説明してきましたが、ショールは必ずしも必要なものではありません。ショールは洋服で例えるとコートのような存在となり、室内でコートを脱ぐように、式典会場に入ったらショールを外すのがマナーです。
そのため、身に着ける時間があまりないと思われる方もいらっしゃいます。ただ、寒い1月にコートもなく外を出歩くと考えると必須と言ってもいいかもしれませんね。
メンテナスと保管
フォックスなどの毛皮のショールは湿気が苦手です。ですので成人式で使用した後、2~3日はハンガーなどに掛けて日陰で乾燥させましょう。その後、ハンガーに掛けたまま日の当たらない場所に保管するか、毛並みが潰れたり、型崩れを防ぐために他の衣類とは別に箱に入れて、湿気の少ない涼しい場所で保管してください。クーロゼットや押し入れで保管する際は、除湿剤や防虫剤を一緒に置くといいでしょう。
毛皮のショールは、丁寧に扱えば長く愛用できます。上記を参考に大切に保管してくださいね。
娘のショール
私の娘は、成人式にくすみのない真っ白な振袖を選びました。柄にもあまり色はなく、使っている色としては、白・グレー・シルバー・ゴールドぐらいです。そんな振袖を選んで最後に白いショールを着けました。が・・・全身に色味がなさすぎて、私も娘も少し寂しく物足りない印象を受けました。そこで黒やピンク、ブラウンなどの違った色のショールを試したところ、グレーのショールが振袖のイメージを壊さず、一番しっくりきました。振袖やコーディネートによって違いはありますが、娘の場合はショールまで選んでやっとコーディネートが完成したようで本人も納得していました。
まとめ
茨城県にある和(やわらぎ)では、水鳥のショールやフォックスショール、フェイクファーのショールまで、素材や色の違う数種類のショールを取り揃えています。お客様の振袖に合わせたコーディネートの提案も行っておりますので、自分にぴったりのショールが見つかります。ぜひお気軽にご来店ください。